仮想通貨でアービトラージはじめました。

仮想通貨を使ったアービトラージ(裁定取引)にゼロから挑戦するブログです。2019年3月からミニマリスト生活はじめました。

TV番組「なかい君の学スイッチ」でのビットコイン紹介内容に関して思うこと

こんにちはhigoxです。10月31日の深夜にTBS系列で放送された「なかい君の学スイッチ」という番組の中の1コーナーでビットコインが紹介されておりましたが、内容に関していくつも疑問に感じた部分がありましたので、今回はその内容を確認していきたいと思います。それにしても、講師を務めた超新塾のアイクぬわらさんが元ゴールドマン・サックスの証券マンだったことには驚きました。

 

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疑問点① ビットコインの紹介:「インターネット上で使えるお金」という表現

まず、番組では冒頭にビットコイン(仮想通貨)をインターネット上で使えるお金として表現していますが、この表現ではビットコインがインターネット通販などでしか使用できないというような誤解を招いてしまうのではないかと感じました。コーナーの中盤から後半ではビックカメラやメガネスーパーなどの実店舗で使用できることも紹介されておりましたが、ここでは「インターネット上に存在するお金」という表現が適切であったのではないかと感じました。

 

疑問点② サンドウィッチマンの伊達さんはなぜ怒られたのか

 

次に、コーナー内で講師のアイクぬわらさんが、出演者の方々に1BTCが日本円でいくらぐらいの価値のものだと思うかという質問を投げかけます。その質問に対し、サンドイッチマンの伊達さんが「円相場は毎日変わる。そのため、定められた金額はない」と答えたときにアイクぬわらさんが「No! No! No!」と怒りだす?のですが、その原因が全く分かりませんでした。伊達さんは、固定相場制ではなく、変動相場制であると答えただけで、その通りだと思うのですが…

ひょっとしたら、アイクぬわらさんは日本語がよく理解できていない、または実際は怒っていないが、外国の方特有の日本人よりオーバーなリアクションが日本人からみて怒っているように見えただけなのかもしれません。どちらにせよ、この時点で私は講師をアイクぬわらさんにしたのはミスチョイスであったのではないかと感じてしまいました。

 

疑問点③ 「1BTCは50万円なんです。」というナレーション

さらに、番組内では「1BTCは50万円なんです。」というナレーションが入ります。ここにはBTCの価格が常に変動しているという情報は全く入っていません。せめて、「○月○日○時の時点では」と明言してもらいたかったと感じました。

※講師のアイクぬわらさんは「収録時点で」と明言し、画面上にも小さく「収録時点で」とは明記されていましたが。

 

疑問点④ ビットコイン最低取引量0.001ビットコインという表記

次に、ビットコインの最低取引量が0.001と表記されますが、これは間違っていますね。ビットコインの最低取引単位は1Satoshiであり、0.00000001BTCです。ただし、システム上546Satochi以下は送金できませんので、実際は0.00000546BTCということになります。1BTCが50万円の時点であれば2.73円ですね。

ただし、取引所を使用して取引を行う場合は、その取引所毎に最低取引量が決まっています。多くの場合、0.001BTCや0.0001BTCのどちらかになっています。番組ではこちらを紹介したのでしょうか。

 

疑問点⑤ サンドウィッチマン富澤さんの質問「携帯電話の充電が切れていたら?(支払いはできるのか)」を「携帯(のネット)が切れていたら?」と曲解

また、番組で紹介されたビットコインでの支払い方法に関して、出演者のサンドウィッチマンの富澤さんが投げかけた「携帯電話の充電が切れていたら?(支払いはできるのか?)」という質問は答えられず、なぜか「携帯電話がネットワークにつながらない状態で支払いはできるのか?」という質問にすり替えられます。

まず、富澤さんの質問である、携帯電話の充電が切れていた場合ですが、もちろん支払いはできません。こう答えることに何か不都合があったのでしょうか。

また、ネットワークがつながらない場合は後ほど繋がった時点で支払われるという回答をされていましたが、この部分も疑問です。もし、繋がるまで支払いをするしなくてよいのであれば、支払い時に使用した携帯電話をお店から出た瞬間に電源を切り、破棄してしまえば永遠に払わなくて済んでしまうのでしょうか?この辺りは私もビットコイン支払いをしたことがないので詳しくはないのですが… また調査が必要ですね。

 

疑問点⑥ ビットコインのメリットとして紹介された手数料が安いという部分

ビットコインで支払いをすることのメリットとして、クレジットカード支払いと比較して、手数料が安いと紹介されています。ビットコインは貨幣なのですから、ここでクレジットカードと比較するのは違和感がありました。比べる相手は日本円であるべきではなかったでしょうか?

また、クレジットカードと比較するにしても、クレジットカード支払い時の手数料は利用者が負担するものではありません。利用者に手数料を負担させることは、クレジットカード会社と店舗との間の規約違反となります。実際にはクレジットカードの手数料と言えるようなものは発行手数料や年会費ぐらいです。

 

まとめ

全体的に「なかい君の学スイッチ」でのビットコインの紹介は疑問に感じる部分が多かったですね。バラエティ色が強かった部分や、出演者の方々が「怖い」を連呼していた部分も気になりました。以前紹介した、やりすぎ都市伝説での仮想通貨の紹介のほうがよくできていたと感じました。

 

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ただ、番組を通してビットコインや仮想通貨に興味を持つ人が少しでも増えてくれればいいなと思います。 

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今回のおすすめ

この記事に関連するおすすめの本が「いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン」です。番組上でも登場した、日本最大級の仮想通貨取引所であるコインチェック創業者の大塚さんが書かれた本で、ビットコインの基本から解説されています。

もう基本は分かっている!という方には以下の「仮想通貨革命」という本がおすすめです。上の本より一歩進んだ仮想通貨の知識を身につけることができますよ。

以上、higoxでした!

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