9/29日に放送されたTV番組「やりすぎ都市伝説SP 2017秋」でMr.都市伝説として知られる関暁夫さんが「暗号通貨がもたらす新たな未来」と題して、3分程度の短いVTRでしたが、仮想通貨(暗号通貨)を紹介していました。今回はその内容に触れていきたいと思います。
紹介された未来は「1万円札がなくなる未来」
「暗号通貨がもたらす新たな未来」としてVTRで紹介されたのは「1万円札がなくなる未来」です。「1万円札がなくなる」とは既存の貨幣が仮想通貨(暗号通貨)に切り替わったことを意味しています。そして、この仮想通貨(暗号通貨)への切り替わりを後押しするメリットとして以下の2点が紹介されていました。
仮想通貨(暗号通貨)の持つ世界共通の価値
1つ目のメリットとして紹介されていたのは仮想通貨の国際通貨としての側面です。ここでは、お金の価値の正体を「国に対する信用」であると紹介し、そのため、特定の国に属さない仮想通貨は1つの国の有事(VTRでは現在の日朝関係を例に挙げていました。)でその価値が変動されないことに触れていました。
キャッシュレス化がもたらす犯罪の抑止
2つ目のメリットとして紹介されていたのは、仮想通貨としての側面です。ここでは仮想通貨が実体を持たない、データ化されたお金であることに触れ、実体がなければ強盗は起きず、犯罪の抑止につながると紹介していました。
VTRの私感
短いVTRの中で仮想通貨の特徴がよくまとまっていましたが、キャッシュレス化が犯罪の抑止につながるという部分は少し疑問です。確かに仮想通貨は現金ではありませんので、仮想通貨そのものを強盗するということはできません。しかし、通貨が物質からデータへと移行するように、犯罪そのものも強盗などのアナログ的なものから、サイバー犯罪などのデジタル的なものへと移行するだけなのではないでしょうか。ここでは仮想通貨のもつ暗号通貨としての側面やブロックチェーン技術などに触れ、そのトレーサビリティや安全性について言及して欲しかったかなと思います。
それでも、テレビ番組という多くの人が目にする媒体で、「今は物質からデータへと移行する過渡期。新しい価値観を受け入れるべき時が来た!」と仮想通貨が紹介される反響は大きなものがあると感じました。
今回のおすすめ
この記事に関連するおすすめの本が「いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン」です。日本最大級の仮想通貨取引所であるコインチェック創業者の大塚さんが書かれた本で、仮想通貨(ビットコイン)に関して基本から解説されています。
もう基本は分かっている!という方には以下の「仮想通貨革命」という本がおすすめです。上の本より一歩進んだ仮想通貨の知識を身につけることができますよ。
以上、higoxでした!
twitterもやっています!よかったらフォローお願いします!